タバコによる害で糖尿病に?喫煙で引き起こす病気について

みなさんタバコに害があることは知っていると思いますが、どんな病気になるのかあまり知らないと思います。

今回はタバコを吸うことで考えられる病気についてご紹介します。

まずはタバコが持つ「害」についてです。

タバコの害

最近では、アイコスやプルームテックなどの加熱式タバコが流行っていて、一部の有害物質を90%カットをしていて害が少ないとうたっています。

タバコには、すごい数の有害物質が多く含まれているので、一部をカットしても意味がないんです。

タバコの有害物質の数

まずタバコの煙には約4,000種類の化学物質があり、200種類以上の有害物質が含まれていると言われています。

その中でも「発ガン性物質は50種類以上もあるんです。

これで、身体に良いことなんてあるはずがありません。

有名な有害物質は「ニコチンタール」「一酸化炭素」です

この一酸化炭素を含んでいることで、呼吸器内科の先生に言わせると、「喫煙は毎日火事の家の中で息をしているのと同じ状態だそうです。

その他の化学物質は下記の通りです。

化学物質これらを含む例
アセトンペンキ除去剤
ブタンライター用燃料
ヒ素殺虫剤
カドミウムカーバッテリー
一酸化炭素排気ガス
トルエン工業溶剤

ペンキや殺虫剤などに使用されているものが、タバコの中にも入っていることになります。

なんで吸えないとイライラするの?

タバコを長時間吸ってないとイライラしますよね?

これってニコチンが切れている証拠なんです。

ニコチンは、ものすごく依存性が強い物質で、このニコチンが切れることによってイライラしてしまうんです。

ニコチンの依存性は、なんとヘロインコカインよりも高いことがわかっています。

しかも止めるのが大変難しく、調査では約半年間以上の禁煙が続く人は約1割程度とのことです。

タバコがやめれないのは、本人の意志が弱いからではなくニコチンの依存症が原因とされています。

ニコチンの量について

 

出典:http://sugu-kinen.jp/learn/cause/

タールやニコチンが軽い方が、まだ健康にいいような気がしますが全然変わりません。

図のように空気穴を多くしてタールやニコチンの量を薄くしていますが、喫煙時には指で穴を塞いでしまうので全く意味が無くなります。

タバコに明記されているライトマイルドなどは、あくまでもイメージしたもので、軽いからといって健康にいいことはありません。

喫煙で引き起こす病気

喫煙をすることによって引き起こす病気や身体への影響はどのようなものがあるのでしょうか。

動脈硬化

タバコを吸うと血管が詰まりやすくなり、動脈硬化が起こり脳卒中などの原因となります。

これは、ニコチンに「血管の収縮」「血圧の上昇」「心拍数の増加」などの要素が含まれていてるからです。

血管が狭くなることにより、血管が詰まりやすくなるんですね。

また動脈硬化が原因で「脳梗塞」「くも膜下出血」なども引き起こす危険性があります。

ガン

「口腔/咽頭ガン」「喉頭ガン」「肺ガン」「食道ガン」「胃ガン」「すい臓ガン」「子宮頸ガン」など様々なガンのリスクがあります。

非喫煙者と比べると食道ガンは約5倍胃ガンも約2倍もリスクが上がってしまいます。

喘息

タバコを吸うと気道の炎症が悪化して喘息を誘発する恐れがあります。

これは煙や有害物質により起こるのが原因です。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDが発症する原因は、タバコだとされています。

普段の生活で「息切れや咳」「タンが絡んむ」ような症状が出ます。

タバコを吸っている年数と本数が関係していて、蓄積するほど重度になります。

酸素吸入が必要なほど呼吸が苦しくなり、そのうち寝たきりになり最悪の場合は死亡します。

笑点に出演していた、歌丸さんがこの病気で亡くなっています。

鼻からチューブを入れていたのは、酸素の濃度調整をしていて何をするにもすぐ苦しくなることからです。

▼COPDに関しては下記を参考にして下さい。
タバコが原因?慢性閉塞性肺疾患(COPD)の原因や症状と治療法は

肺炎

肺炎は、細菌やウイルスが体内に入り込む事により炎症を起こす状態です。

タバコを吸うと気道にある線毛の働きが鈍くなり細菌などを外に出せず、肺に細菌が届いてしまい炎症を起こしやすくなります。

1日に20本以上吸われる方は、非喫煙者と比べると3倍も肺炎のリスクがあります。

うつ病

ニコチンによって快感を得られるが、繰り返すうちに作用が薄れて「うつ症状」が起こりやすくなるとされています。

非喫煙者と比べるとうつになる確率は約3倍も高いんです。

ストレス

喫煙をするとストレスが解消されると感じますが、一時的なものでニコチン依存症になるとニコチンが切れる度にイライラします。

イライラをなくすには禁煙をするしかありません。

禁煙をした直後は、離脱症状があるので「一時的にイライラ」しますがその後なくなります。

心筋梗塞

血管が詰まりやすくなることから、動脈硬化が起こりやすくなるので「心筋梗塞」のリスクもあります。

心筋梗塞になるリスクは非喫煙者と比べると3〜4倍にもなります。

高血圧

血管が収縮するため血圧を上昇させ「高血圧」の原因となってしまいます。

糖尿病

喫煙をする事でブドウ糖をコントロールするインスリンが十分に働かなくなり、糖尿病のリスクが高まります。

1日20本のタバコを25年間吸い続けると、糖尿病になるリスクは約1.6倍になります。

▼糖尿病のリスクに関しては下記をどうぞ!
糖尿病の診断基準となる数値と種類や初期症状について

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームとは、「内臓脂肪の量」「高血圧」「高血糖」「脂質異常」が合わさった状態を言います。

タバコを吸うと高血圧や糖尿病のリスクが上がる為、メタボになる原因にもなります。

喫煙者がメタボリックシンドロームになるリスクは、1日10~19本吸う人で約2倍、40本以上吸う人で3〜4倍になるとされています。

バセドウ病

バセドウ病は、女性に多く発症する病気ですが、甲状腺が腫れて甲状腺ホルモン量の分泌が過剰になり、脈が速くなったり眼球が出てしまう病気です。

喫煙をしていると発症のリスクが約3倍にもなります。

胃潰瘍

タバコを吸うと胃の粘膜の血流が低下し、胃の粘膜の防御力が弱まる事で「胃潰瘍」が発症します。

これを消化性潰瘍と言いますが、喫煙者は非喫煙者より約3.4倍もリスクがあります。

骨粗鬆症

骨がスカスカになり骨折しやすくなったり、背が縮んだりする病気です。

タバコを吸っていると、全身の血流が悪くなりカルシウムの吸収を妨げてしまいます

骨粗鬆症は女性の病気なので、タバコを吸っている女性は注意が必要です。

▼カルシウムについては下記をどうぞ参考に。

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妊娠や出産への影響

親がタバコを吸っていると、生まれたばかりの赤ちゃんの「尿」「髪の毛」「羊水」を調べてみるとニコチンなどの代謝物が見つかっています。

このことから、赤ちゃんがお腹にいる時からタバコの影響を受けていると考えられます。

赤ちゃんの「低体重」「流産や早産」「子宮外妊娠」「乳幼児突然死症候群(SIDS)」などの影響もタバコが関係あるとされています。

またタバコを吸っている女性は、妊娠しにくいという話もあります。

出産後にまた喫煙をすると、母乳にニコチンが混ざるため母乳を飲んだ赤ちゃんもニコチンを摂取していることになり大変危険なのでやめましょう。

ED

喫煙をすると海綿体や陰茎の血管の機能に異常が生じて勃起機能が低下します。

EDのリスクは、1日11~20本吸う人は約1.5倍、21本以上では1.65倍となりタバコの本数が多い人ほどリスクが高まります。

老け顔

タバコを吸い続けると「スモーカーズフェイスと言われる老け顔の症状が出てきます。

・目尻や口の周りに目立つ深いシワができる
・肌がくすんだりなどの肌トラブル
唇が乾燥する
・白髪が増える
・歯や歯茎の変色
・口臭が酷くなる

ニコチンの影響でビタミンCが破壊される事により、シミやシワなどの原因となります。

特に女性は、同年代の女の子と比べると老け顔になるのでやめた方がいいでしょう。

副流煙が病気の原因に

自分はタバコを吸っていないが、吸っている人の煙を吸い込んでしまう状態です。

実際にタバコを吸っている人が直接吸い込む主流煙と比べて副流煙の方が、ニコチン2.8倍、タール3.4倍、一酸化炭素4.7倍も含まれています。

また副流煙を、自分の意思とは関係なく吸い込んでしまうことを受動喫煙といいます。

最近では受動喫煙を防ぐ為に、喫煙ルームなどの設置で明確に分煙しているお店も増え、分煙化が進んでいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

タバコを吸うことによって様々な病気のリスクがありますね。

1本のタバコに、たくさんの有害物質が入ってるので、病気のリスクがあってもおかしくありません。

引き起こす病気のおさらいです。

・動脈硬化
・ガン
・喘息
・COPD
・肺炎
・鬱
・ストレス
・心筋梗塞
・高血圧
・糖尿病
・メタボリックシンドローム
・バセドウ病
・胃潰瘍
・骨粗鬆症
・妊娠、出産への影響
・ED
・老け顔

ぜひ禁煙をオススメします。

禁煙の方法は「禁煙の効果はいいことがいっぱい!変化を実感しませんか?」を参考にしてください。