ドキンちゃんやブルマの声でお馴染みの鶴ひろみさんが、大動脈剥離で亡くなったとのことでしたが、正式には急性大動脈解離との発表がありました。
とても残念でなりません。
大動脈解離とはどのような病気なのか、発症する前兆があるのか?
痛みや治療方法をご紹介します。
大動脈解離とはどんな病気
大動脈解離という病気はどんな病気か確認しましょう。
大動脈解離とは
大動脈とは、心臓から血液を全身に送る血管を「動脈」と言い、その中でも一番太い部分を「大動脈」と呼びます。
正常な大動脈は、3層構造になっていて直径2〜3cmほどです。
その大動脈が何らかの理由で弱くなり、突然裂けてしまう状態を「大動脈解離」と言います。
原因
原因としては高血圧、動脈硬化、ストレスなどが考えられますが、3層構造の大動脈の内膜に傷ができて、そこに血液が流れて裂けてしまうのが主な原因です。
高血圧になると、血管に強い圧力がかかるため血管が弱くなり、傷がつきやすい状況になります。
高血圧も予防が必要です。
特に冬のように寒い時期は、血圧が上がりやすくなるので気をつける必要があります。
また高齢になると、血管はどうしても弱くなってしまうので、大動脈解離になりやすいと言えます。
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前兆や痛みなどの症状
大動脈解離の前兆としては、急に胸や背中、肩などに激しい痛みが出ます。
そしてこの痛みは数時間にわたり続きます。
大動脈解離の患者さんの80%は、胸などに痛みを感じて発症をしています。
急に胸に異変を感じたら、即病院を受診した方が良さそうです。
大動脈解離の治療方法
大動脈解離には、上行大動脈が解離した「A型」と下行大動脈が解離する「B型」の2種類ありそれぞれ治療方法が異なります。
A型の場合
心臓の周りに血液が溜まってしまい、心停止してしまう可能性があるため、人工血管で破損部分と置き換える緊急手術が必要となります。
B型の場合
こちらは手術はせず、入院して降圧剤などの投薬を行い安静にします。
ただし解離した部分が拡張して破けそうになったり、下行大動脈の血流が悪くなり臓器への血液が不足するような状態が起これば手術が必要となります。
まとめ
今回鶴さんの死因は、一部発表が「大動脈剥離」となっていましたが、正式には「急性大動脈解離」でした。
うちは子供がまだ小さいので、アンパンマン現役なんですが、ドキンちゃんの声が変わってしまうのはとても残念です。
血管がもろくなり裂けてしまうのを防ぐために、コレステロールを減らして、EPAなどの青魚や大豆類などを多く摂取した方がいいですね。
また血液がドロドロしていると動脈硬化が進むので、「玉ねぎ」など血液をサラサラにする食材を摂取して、血管を修復する効果がある「生姜」を食べて動脈硬化を予防しましょう!
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