双極性障害とはどんな病気?症状と原因〜治療方法と再発予防とは

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先日マライアキャリーさんが双極性障害と公表しました。

17年間も治療を続けているそうです。

一体、双極性障害とはどんな病気なのか。

症状や原因、治療方法や再発予防の方法をご紹介します。

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双極性障害とはどんな病気なのか

双極性障害とは、陽気で気分が高まった”躁(そう)状態”と気分が低下する”うつ状態”が繰り返し起こる混合状態で、気分に波がある脳の病気です。

うつ状態で気分が落ち込んでいるのに、活動性が高まってしまい衝動的になってしまう状態が症状としてあげられます。

このような状態になると、自殺してしまうリスクが高いと言われています。

また症状の出方に個人差があり、病気への判断が難しく診断されるまでに数年かかる場合もあります。

主な症状

双極性障害は、躁状態とうつ状態が繰り返し起こる病気ですが、突然切り替わる訳ではなく、一旦症状が落ち着いてから状態が切り替わります。

この落ち着いている期間(寛解期)を、病気が治ったと勘違いをして治療を止めてしまうと、症状が悪化してしまう可能性も十分あります。

症状が落ち着く期間は、初めのうちは平均して約5年程度ですが、治療を中断してしまうと、次第に期間が短くなってしまいます。

これを急速交代型双極性障害と呼びます。

それでは主な症状をみていきましょう。

躁状態

躁状態になると気分が著しく高まった状態が続きます。

陽気で活動的、開放的になったり、すぐに興奮する、ちょっとした事で怒りっぽくなるなどの状態が続きます。

また自分は万能で何でもできる最高無敵の人間だと思いこみ、他人を見下すような態度をすることもあります。

買い物やギャンブルなどで大金を使ったり、おしゃべりになり周囲に様々な話題について喋り続けたり、周りからすると異常な行動が見られますが、至って本人は普通の行動だと感じています。

軽躁状態

先ほどの躁状態の軽い状態です。

躁状態ほど気分が高まった状態ではないが、気分は高めで普段と比べて積極的になったり、やや高圧的な感じになったりします。

症状は軽めなので、周囲からは「テンション高いね」とか「機嫌がいいね」くらいにしか感じられず病気だとは気づかない事が多いです。

こちらも本人的には自覚がなく周りの人間が困惑しても、そのことに気づきません。

うつ状態

今までの2つの症状とは逆の症状で、異常に気分が沈んだ状態で何をやっても「楽しくない」「嬉しくない」といった気分が続き体調が悪いと感じる状態です。

何もやる気がなくなり口数が減り気力も失います。

過剰に心配したり、失敗した自分を責めたり憂うつな気分になります。

気分がのらないので、食欲や注意力もなくなり疲労感を感じるようになります。

睡眠時間も減少し集中力もなくなるので、仕事の効率も悪くなるなど元気がない状態が続きます。

うつ状態の時は、自殺を考えたり試みたりすることもあるので十分注意が必要です。

双極性障害は全体の2/3の人が、うつ状態から始まるケースが割合として高いとされています。

躁うつ混合状態

躁状態とうつ状態が入り混じる状態です。

抗うつ剤を使うことで誘発されることもありますが、躁状態からうつ状態、またはその逆の切り替わりの時に起こる事があります。

気分や思考、行動がバラバラになり、気分が落ち込んでても動けてしまったり、動けなくても動きたい気持ちや不安、焦りだけが強く焦燥感とイライラ感があり非常に不安定になります。

また衝動感も高まりやすいので自殺してしまう可能性もあり大変危険です。

双極性障害の原因

原因としては、ストレスや遺伝、環境、生活の乱れなどがあげられます。

幼少期の親の養育や接し方、ストレスなどが要因として関係していると言われています。

幼少期に十分な愛情を受けて育つことが重要とされていて、特に母親との関係性が非常に重要と言われています。

学校や職場など生活の中でのストレスや生活リズムの乱れから自律神経のバランスを崩してしまうことも原因の一つとされています。

双極性障害は、遺伝要因と様々な環境要因が重なることが原因で発症するとされています。

双極性障害の治療方法

薬による治療

この病気は、躁状態とうつ状態を長期間にわたって繰り返す病気で、脳の機能異常によって気分の波が生じるとされているので、投薬により躁やうつの症状を改善させたり、気分を安定させることが必要になります。

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抗精神病薬

躁状態やうつ状態に対し、振れ幅を小さくし改善する効果がある薬です。

主な抗精神病薬

・セロクエル

・ジプレキサ

・エビリファイ

・リスパダール

・ロドピン

気分安定薬

抗躁効果、抗うつ効果、再発予防効果が期待できる薬です。

主な気分安定薬

・リーマス

・デパケン

・ラミクタール

・テグレトール

その他の薬

・甲状腺ホルモン剤:急速交代型や難治性うつ病の治療

・ドパミン受容体作動薬:うつ状態治療

・抗うつ剤:うつ状態、不安障害などの合併症

などがあげられます。

継続的な治療が必要

双極性障害は現状では、投薬により症状を安定させることが大事で、考え方や行動を整理することにより長期間治療は必要ですが、少しずつ安定していきます。

自身の判断で治療を止めることは症状の悪化を招きますので、必ず主治医の指示にしたがって治療をしてください。

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再発予防方法

症状の安定や再発予防のためにも投薬だけではなく心理療法が重要不可欠になります。

自分自身の症状や病気を理解できるようにしていく必要があります。

認知行動療法

極端になった考え方や受け止め方を元に戻していく療法です。

躁状態やうつ状態など気分の変化によって考え方、行動も変わってしまいますので、それをできるだけ最小限にしていくために、日々の認知行動を振り返り気分の変化による言動を修正していく療法です。

対人関係・社会リズム療法

双極性障害は、生活リズムの乱れや対人関係から変化が症状を不安定にさせる要因となっています。

睡眠などの生活リズムの改善と、人間関係などのストレスを改善するようにしていきます。

まとめ

双極性障害は判断や診断が難しく発症してしまうと長期治療が必要な大変な病気です。

本人が気づきにくい病気ですが、下記のような行動が一定期間あり周囲の人が最近ちょっとおかしいかもと感じたら、すぐに受診などの相談をするようにしましょう。

主な躁状態

・上機嫌でおしゃべりになる

・理由がないのにイライラしたり怒りっぽくなる

・自分は何でもできる、偉いと考えだす

・様々なことに手をつける

・金遣いが荒くなる

・睡眠を取らなくても平気だと感じる

・高圧的な態度が多くなる

主なうつ状態

・食欲がない、食事量が減った、食事を楽しめない

・寝付けない、熟睡ができない、すぐ目が覚めてしまう

・気分が重い、何をしても楽しくない、イライラする、思考力が落ちてきた

・死にたくなる、自分に価値がないように思う

・身だしなみがだらしなくなる

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